情報提供 院長執筆
「特集:進化した呼吸管理Continuous positive airway pressure(CPAP)」
日本呼吸器学会誌(2014年第3巻第6号)に掲載された、呼吸器専門医向けの総説です。
この論文は、閉塞型睡眠時無呼吸(OSA)に対するCPAP療法の進化、装置の基本特性、自動CPAPの技術的な進歩、さらにはアドヒアランス評価の重要性に焦点を当てて、解説しました。
1. CPAPの進化と基本特性の理解
•初期のCPAPは「耐える治療」だったが、現在は呼吸イベントを感知し適応的に圧を変化させる高性能装置へと進化。
•高流量送風装置としてのCPAPは、吸気・呼気の変動に応じて1呼吸単位で制御される。
2. フローリミテーションに対する自動CPAPの役割
•OSAにおけるフローリミテーション(急性吸気制限)は、無呼吸に先行する重要な兆候。
•最新の自動CPAP装置は、これを早期に検出し、圧を適切に上昇させて上気道の開存を維持する。
3. OSAの新しい外来管理のあり方
•従来のPSG中心の管理から、在宅検査(OCST)を活用した管理モデルへの移行。
•在宅検査や治療へのアドヒアランス評価が保険診療の要件となり、臨床と技術の標準化が進められている。
4. CPAP療法におけるアドヒアランス評価の義務化
•米国の制度変化を例に、アドヒアランス(週5日、1日4時間以上の使用)が導入継続の条件に。
•アドヒアランスを可視化するCPAPソフトウエアやネットワークによるデータ共有が進化している。
◇睡眠時無呼吸症候群
◇禁煙